軽自動車は、車税や車検などの維持費が安いということから幅広い層に人気がありますよね。

特にスズキのジムニーは、軽自動車であることを感じさせない力強い走りを見せてくれることで、アウトドア好きな人たちから好まれています。

では、新型ジムニーの維持費は、どのくらいかかるのでしょうか?

購入から車検、ジムニーの普通乗用シエラとの比較まで、すべてお教えしちゃいます!

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 新型ジムニーはエコカー減税対象外!?購入時にかかる費用を計算!

最近では燃費の良さ排気の量が規定値内であればエコカーだと認定され、税金が減額または免税となります。

エコカー減税

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/ecocar_info/about/index.html

しかし、新型ジムニーはエコカー減税の対象外

排気量は規定値内におさまっているのですが、何せ燃費が良くない…。

WLTC(国土交通省審査値)モードで5MTが16.2km/L4ATで13.2km/L

最近の軽自動車としては、かなり燃費が悪いと思いませんか?

だからと言って、エコカー減税が対象になるように燃費をどうにかできるわけはありません。

新型ジムニーの購入を考えている人は、エコカー減税は諦めるしかないということなのです。

 

では、新型ジムニー購入時にかかる費用とは、どのようなものがあるのでしょうか?

まず始めに、本体価格から見ていきましょう。

新型ジムニーのグレードはXC、XL、XGとなっており、さらに5MTと4ATでトランスミッションを選ぶことができます。

 

【XC】

・5MT 1,744,200円

・4AT 1,841,400円

 

【XL】

・5MT 1,582,200円

・4AT 1,679,400円

 

【XG】

・5MT 1,458,000円

・4AT 1,555,200円

 

先代ジムニーは、130万円からのスタートだったため、今回の145万円スタートは高いと感じる方が多いかもしれませんね。

とは言え、ジムニーは趣味に寄り添う車

車自体に遊び心を求める人も多いため、そういう意味で考えるとそこまで高い車ではないのかもしれません。

 

例えば、ホンダの“S660”や、ダイハツの“コペン”など。

ホンダS660は軽自動車のオープンスポーツで、ジムニーとは趣味の方向性が違っていますが、これだって立派な遊べる車。

新車価格で198万円スタートで、中古でさえ184万~217万円と全く値段が下がりません。

s660

出典:https://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/type/gasoline/

 

また、ダイハツコペンはスポーツカーでありながらも普段使いができ実用的

走りも燃費も文句なしのコペンは185万円スタート

コペン

出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/copen/02_grade.htm

逆に先代ジムニーの価格が安いのだとも言えるのです。

 

次に、新型ジムニーを買う際に必要な手数料などなど確認していきましょう。

スズキの公式サイトから、それぞれのグレードごとに見積もりをシミュレーションしてみました

 

【XC・5MT】お見積り合計金額 \1,877,608

・車両本体価格(メーカー希望小売価格) \1,744,200

・諸費用合計金額               \133,408

・自動車税(9月)                   \0

・自動車取得税               \29,000

・自動車重量税               \9,900

・自賠責保険料               \35,610

・リサイクル料                 \8,650

・登録(届出)諸費用等(概算)       \50,248

・オプション合計金額                \0

見積もりシミュレーションの中では選べるオプション項目がなかったため、0円ということになりました。

ジムニーXC

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/detail/index_xg.html

 

【XL・5MT】お見積り合計金額 \1,755,828

・車両本体価格(メーカー希望小売価格) \1,582,200

・諸費用合計金額               \133,508

・自動車税(9月)                \0

・自動車取得税               \27,100

・自動車重量税                 \9,900

・自賠責保険料               \35,610

・リサイクル料                 \8,650

・登録(届出)諸費用等(概算)       \50,248

・オプション合計金額            \42,120

オプションとして、スズキセーフティサポートを付けています。

ジムニーXL

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/detail/index_xg.html

 

【XG・5MT】お見積り合計金額 \1,629,528

・車両本体価格(メーカー希望小売価格) \1,458,000

・諸費用合計金額             \129,408

・自動車税(9月)                \0

・自動車取得税               \25,000

・自動車重量税                 \9,900

・自賠責保険料               \35,610

・リサイクル料                 \8,650

・登録(届出)諸費用等(概算)       \50,248

・オプション合計金額            \42,120

オプションとして、スズキセーフティサポートを付けています。

ジムニーXG

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/detail/index_xg.html

 

どのグレードを選んだとしても、200万あれば購入できると考えておいて良いでしょう。

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 新型ジムニーの自動車税は?任意保険や車検など維持費を全て公開!

先ほどの見積もりシミュレーションで、自動車税は0円だという表記になっていましたが、ここで今一度自動車税について確認しておきましょう。

自動車税とは、自動車を所有している人に支払い義務が生じる税金で、排気量によって金額が変わります

毎年4月1日に所有している人にかかるものですが、同じ時期に購入したとしても、普通自動車と軽自動車では自動車税の扱い方が違うのです。

普通自動車であれば購入した車を登録した翌月から3月までの分を支払うことになりますが、軽自動車であれば登録月から3月までの分は支払わなくて良いのです。

翌年の4月からは、当たり前に軽自動車税がかかってきますので、毎年10,800円を支払うことになります。

 

次に、任意保険や車検、燃料代などの維持費はいくらかかるのでしょか?

任意保険から見ていきましょう。

保険代は、契約者の年齢免許証カラーにによって変わってくるため、参考程度としてご確認ください。

 

【見積もり1】一時払い保険料 \124,870

・年齢条件 26歳以上補償

・等級   6等級

・対人賠償 無制限

・対物賠償 無制限

・人身傷害補償 3,000万円

・搭乗者傷害  500万円

・車両保険保険金額 190万円

・         保険種類 あり

・         1回目  5万円

・         2回目以降 10万円

 

【見積もり2】年払い保険料 \91,470

・年齢条件 26歳以上補償

・等級   6C等級

・対人賠償 無制限

・対物賠償 無制限

・人身傷害補償 3,000万円

・搭乗者傷害  500万円

・車両保険保険金額 165万円

・         保険種類 一般

・         1回目  5万円

・         2回目以降 10万円

・特約 割引 新車割引

・      車両保険セット割引

 

こうして見てみると、だいたい10万前後ってところでしょうか。

特段、安くも高くもないようなイメージですね。

 

定期的な維持費といったらやはり燃料代

月に2~3回はガソリンスタンドに行きますよね。

新型ジムニーの燃料タンクは40L150円/Lとして、月に2回満タン給油したとしたら…?

150円×(40L×2回)=12,000円

まぁ、燃料がゼロになるまで走るということはないので、だいたい70L入れるとして10,000円前後だとします。

1ヶ月に70L、カタログ燃費で13.6km/Lなので、1ヶ月952km走れるということですね。

1ヶ月で1000km近く走るなんて、よっぽどのドライブ好きと言っても良いかと思います。

ということで、通勤が市内であとは買い物へ行く程度に乗るだけであれば、燃料代は1ヶ月10,000円かからないと考えておいて良いでしょう。

 

また、車検代車を維持していくには必要不可欠なもの。

新車で購入すれば最初の車検は3年後ですが、2回目以降からは2年に1回となっており、意外と家計の首を絞めてしまっているという場合が多いのです。

車検代とは、法定費用車検基本料という2つの項目が設定されています。

法定費用は自動車購入の際にも発生した自賠責保険料や重量税、印紙代

車検基本料24か月点検や整備費用、検査代、代行手数料などとなっており、法定費用とは違い車検基本料はそれぞれのカーショップにて異なることが特徴です。

まずは法定費用から説明していきましょう。

軽自動車の法定費用は、

自賠責保険25,070円+重量税6,600~8,800円+検査手数料1,100円=32,770円~34,970円

そして車検基本料はだいたい30,000円だとしておきましょう。

とすると、

法定費用32,770円~34,970円+車検基本料30,000円=62,770円~64,970円

ということになるのです。

もちろん、交換しなければいけないパーツがあれば、この金額にプラスされてもっと高額になってしまいますが、消耗品を交換するのは仕方のないこと。

壊れるよりマシだと思ってケチらずに交換するようにしましょう。

 

そして、維持費として忘れがちなのがオイルやエレメント交換

半年に1回か、5,000km走ったときにするのが良いとされています。

エレメント交換は毎回する必要はなくオイル交換の2回に1回ぐらいでしておくと安心です。

オイル交換の費用はオイルの量によって決まるのですが、2,000円前後というところでしょう。

エレメントと一緒にすると、3,500円前後になるようです。

オイル交換も、店舗によって値段が若干違ってくるので、どこのお店でするのがお得かしっかりとリサーチしておきたいですね。

 

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 新型ジムニーの維持費は年間23万円!シエラと比較してどう!?

新型ジムニーは軽自動車ですが、それをそのままサイズアップしたのが“ジムニーシエラ”

シエラ

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/detail/

結果から言えば、ジムニーシエラの方が維持費がかかると言えます。

維持費の大きな違いと言えば、軽自動車と普通乗用車で変わる自動車税や車両本体価格

ジムニーシエラの車両本体価格は176万円~なので、この時点で新型ジムニーの1番高いグレード「XC」と同等の料金であることがわかります。

新型ジムニーの年間の維持費を簡単に計算すると、

自動車税10,800円+任意保険100,000円+(燃料代10,000円×12ヶ月)+オイル・エレメント交換5,500円=年間236,300円

となります。

それに比べてシエラは、自動車税や重量税、任意保険料やオイル代まで高くなってしまい、ざっと見積もっても新型ジムニーの維持費から+50,000円は維持費が上がってしまうでしょう。

見た目も燃費もはほとんど変わらないものの、維持費でそんなに違うとなれば考えてしまう人は多いのではないでしょうか。

 

【まとめ】新型ジムニーの維持費以上の楽しさがある。

新型ジムニーは、最近の軽自動車の割には燃費が悪く、燃料代がもったいないと感じる人は多いかもしれません。

また、オフロードを走るということもあり、任意保険を手厚くすれば、先ほどの見積もり以上の金額になることもありえます

ジムニーファンからすると、新型ジムニーは趣味に寄り添った車

言わば“遊びの道具”のようなものなのです。

どんな道でも迷わず入っていけるのはジムニーだからこそ。

燃費が悪くて維持費が多少高かろうが、それ以上にジムニーで走るのが楽しいと思っているのですね。

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