
平成最後の大物が誕生した。20年振りにジムニーがフルモデルチェンジを果たしたのです。
熱烈なジムニーユーザーにとっては待ちに待った、そしてスズキにとっては満を持しての堂々の登場となりました。
人気の余り、購入の際、1年待ちとのこと。その魅力とは何なのでしょうか。
進化をとげながらジムニーらしさを守り続けた軽自動車で本格的オフロード車が長い年月を経て変わったこと、変わらなかったことを比較してみたい。
目次
新型ジムニーの力強い走りには理由があった
力強い走りを生み出すのは、ラダーフレーム。40年以上ジムニーの特徴の一つとして継承されてきた基本構造です。
メンバーが追加され、より乗り心地がよくなっています。
コンパクトでスポーティなフォルム
どの年齢層でも男女問わず乗りこなせるスタイルとなっています。
シンプルでありながら、こだわりの細部、バックスタイルなどが根強いファンを持ち続ける魅力です。
丸型ヘッドランプのフロントマスクはこれぞジムニーという凛とした顔だちとなっています。
視界の良好性
フロントガラス面をすっと立ち上げてあるため、視界が広く、視覚が少なくなっています。
タイヤサイズも変更されているため、より高いポジションからボンネットを見下ろせます。
フィットしたドライビングポジションが確保できます。
広々とした空間を持つ車内居住性
現行モデルに比べてヘッドクリアランスが前席で50mm、後部座席でも45mm拡大しています。
フロントパネルも手の届きやすさや使用頻度が反映されて、ダイヤル等が配置されています。
その配置の仕方も平行と垂直を意識して、悪路で車体が傾いても車両の姿勢が分かりやすくするための配慮がなされています。
スタイリッシュな内装がドライブを楽しくさせ、移動するだけの手段でない心地よさを得られるのです。
ジムニーを愛する開発者と愛してやまないファンとの強いきずなを感じますね。
続いてカラーについて見て行きましょう。
新型ジムニーは2トーンカラーを含め13色のカラーバリエーション
昨今、軽自動車の色の数から比べると少ないというイメージがあるが個性あふれる色彩で、自分らしさを演出できるのが良い。
カタログの表紙を飾るキネティクイエローは若竹をイメージし、強く若々しくアクティブな装いです。
生まれたてという斬新観もあるので、初めてジムニーを購入しようという人には選びやすいかもしれない。
オフロードでも街中でもおしゃれで目を引くカッコよさがありますね。
他のボディカラーラインアップは以下の通りです。
シフォンアイボリーメタリック
ブリスクブルーメタリック
ミディアムグレー
ブルーシンシュブラック
ジャングルグリーン
シルキーシルバーメタリック
ピュアホワイトパール
スペリアホワイト
これに加えて2トーンカラー4パターンを加えて13種類となっています。
新型ジムニーはここが進化した!!
さらに詳しく、旧型に加えられた機能を紹介します。
電子制御ブレーキLSDトラクションコントロール
エンジントルクを落とさずに空転した車輪だけにブレーキをかけるので、もう一方の車輪の駆動を確保できるのです。ぬかるみから脱出を助けるありがたい機能です。
全車に装備されています。
ステアリング
チルト調整ができるようになったので上下35mmの幅で変更が可能です。
体形に合ったドライビングポジションで運転ができます。
シート
旧型では特別車のみに装備されていたシートヒーターがXC、XLグレードでは運転席と助手席に標準装備となっています。
安全装備
・デュアルセンサーブレーキサポート
・車線逸脱警報機能
・標識認識機能
・ハイビームアシスト
・誤発進抑制機能
・ふらつき警報機能
・先行車発信お知らせ機能
この中で一番新しさを感じた機能をお伝えしますね
標識認識機能
走行中に単眼カメラが認識した標識をメーター内に表示させ、ドライバーに知らせます。
認識する標識は 最高速度、はみ出し通行禁止、車両進入禁止、補助標識などです。
運転中にたくさんの標識を見るのはとても困難なこと。
まして、初めて訪れる場所などでこのサポートは運転に集中でき、事故は減るのではないでしょうか?
新型ジムニーは魅力にあふれている。
40年間力強く走ることを目指して来たジムニー。
長い歴史があって今のジムニーが生まれたのであるが、この新型ジムニーが発信していくこと、使命とはなんでしょうか?
またここから始まる次の世代へのジムニーのために、走り続け、悪路を極め、安全を見つめ、ファッションとしての4WDを目指していくものでしょう。