ジムニー”は昭和45年から発売されて以来、根強い人気を誇っているスズキのSUV車。

2018年7月には久しぶりにフルモデルチェンジをして、さらに洗練された車になっています。

また、同じスズキから2014年1月に発売開始された“ハスラーは、普段乗りとしても最適なSUV車として人気となり、街中で見かけることが増えました。

どちらも砂利道や雪山には強く、選ぶのを迷っているという人も多いでしょう。

そこで新型ジムニーとハスラーを比較、雪道での走破性や燃費、室内空間などを調べてみました。

どちらを買おうか迷っている人必見です!

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 新型ジムニーvsハスラー 雪道スタックには弱いのはどっち?

新型ジムニーとハスラー、雪道スタックに弱いのはどちらなのでしょうか?

雪道スタック”とは、雪に埋まってしまい動けなくなってしまった状態のこと。

雪で埋まっても自力で抜け出せないと、積雪の多い地域や悪路を走ったときに安全に走ることができませんよね。

では、新型ジムニーとハスラーで、どちらが雪道スタックに向いているのか、比較していきましょう。

新型ジムニー

ジムニーの最低地上高は205mmタイヤは16インチ

普通乗用と比べても車高は高く、タイヤも同等と負けず劣らず。

すべてのグレードでターボを搭載しているため、馬力には期待ができます。

ジムニーの伝統となっているラダーフレームは、どのような環境下でも耐えられる優れもの。

ラダーフレーム

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/performance_eco/?data=b

 

ハスラー

ハスラーの最低地上高は2WDで180mmタイヤは15インチ

新型ジムニーまでとはいかなくても、さすがはSUV。

ボディには、軽量衝撃吸収ボディ「テクト」が入っています。

軽量設計だと、埋まっても自力で乗り越えやすいのです。

テクト

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/performance_eco/

 

あらゆる道路を走ると想定して作られているだけあり、両者とも車高は高くタイヤは大きく設定されており、他の軽自動車よりも圧倒的な強さを感じられました。

車高は、高ければ高いだけ雪に持ち上げられにくくなるため、数字だけで見ても新型ジムニーが雪道スタックに強いと感じられます。

ということは、ハスラーが雪道スタックに弱いということになりますが、他の軽自動車と比べてもSUVとしてのスペックはかなり上なので、その辺の雪道で困るということはまずないと思って良いですね。

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新型ジムニーとハスラーでは燃費はどちらがいい?

いくら悪路に強いと言っても、あまりに燃費の悪い車は困ってしまいますよね。

街中で乗るとカタログ燃費の60%~80%にもなってしまうため、一見「燃費通い」と思っても、実燃費はビックリするほど低いということはよくあること。

では、新型ジムニーとハスラーでは、どちらの燃費がいいのでしょうか?

カタログ燃費から比較してみましょう。

新型ジムニー

ジムニーは、5MTと4ATによって燃費が違います

5MTでは16.2km/L4ATでは13.2km/L

ハイブリットなどのエコカーが普及している今、お世辞にも燃費が良いとは言えませんよね。

カタログ燃費の60~80%ほどにしかならないと言うこともあり、多く見積もってだいたい10km/Lが良いとこでしょうか。

4ATよりも5MTの方が燃費が良いので、マニュアルを運転できる人は5MTを購入するとガソリン代を浮かせられるかもしれませんね。

新型ジムニー

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/styling/

ハスラー

ハスラーはグレードによってカタログ燃費が違いますが、だいたい26.2km/L~32km/Lとなっています。

こちらもカタログ燃費の60~80%ほどだとすると、20km/Lほどになると想像できます。

街中で20km/L走るとなればかなり燃費が良いということになりますが、本当にそれだけ走れるかと言われたら悩ましいところ。

こちらもジムニー同様5MTがあるため、少しでも燃費を良くしたいと思うのであれば5MTを選ぶというのも手ですね。

ハスラー

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/styling/

新型ジムニーとハスラーの燃費を比べてみると、ハスラーが圧倒的ですが、新型ジムニーを好むオフローダーは、あまり燃費のことは気にしていないのかもしれません。

ジムニー愛好者は、「楽しく走れるのならそれでいい」と思っている人が多いのです。

正直、燃費は運転のしかたでも大きく変わってくるため、急発進や急ブレーキを踏むとムダなガソリンを消費することになってしまいます。

基本的な燃費は仕方ありませんが、自分で気を付けられるところは自分でどうにかするようにしましょうね。

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新型ジムニーとハスラーの室内の快適度は?車内泊するならどっち?

新型ジムニーとハスラーは、どちらが快適なのでしょうか。

どちらも悪路を走る車とあって、少しの段差やカーブに柔軟に対応していける車であるといえます。

しかし、ジムニーに至ってはそこまで乗り心地を意識しているというわけでもなく、ただただオフロードも乗りこなすための車であるとも感じますよね。

また、ジムニーは2ドアなため、どうしても広々というイメージは沸きません。

正直に言うと、後部座席は特に「狭い」と思う人が大半でしょう。

しかし、そんなジムニーでも車内泊ができるようにシートを倒すとフルフラットになる設計になっているんです。

また、グレードによっては後部座席を片方ずつリクライニングできるため、多少長い道のりでも思っている以上に快適に過ごせるのがジムニーの良いところ。

傍から見たイメージの「狭そう」と感じるジムニーが、入ると実は「広い」と感じられるような作りになっているのです。

リアシートリクライニング

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/comfort/

それに変わってハスラーは4ドアで、ジムニーと比べたら室内長も広い。

もちろん、フルフラットになるシートで車内泊もOKです。

乗り心地も良くて多少の砂利や雪道、長時間のドライブもストレスなく乗ることができます。

シートもハスラーの方が柔らかく、左右独立となっているため、長く座っていたとしても快適に過ごすことができるのです。

後部座席

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/interior/

しかし、どこまでも「ガンガン攻めて行きたい」となれば、新型ジムニーには敵いません。

逆に、ハスラーは実用的で幅広い年代の人から好まれる車なのですね。

【まとめ】新型ジムニーかハスラーか迷ったら・・・向いてる人向いてない人

新型ジムニーとハスラー、どちらも捨てがたい車であることは間違いありません。

どちらを選ぶか迷ってしまうこともあるでしょう。

そんなときは、下記のことを参考に考えてみましょう。

新型ジムニー

・夏と言えば釣りやキャンプ

・走りを体感したい

・シンプルなのが好き

川釣りをしたい人、キレイな朝日を撮りたい人、ひとりキャンプが好きな人…、そんな人は“新型ジムニー”一択。

アクティブに走れるジムニーは、“自然”と遊びたい人のためにあるような車。

アウトドアに興味のない人が乗るには少しもったいない気さえしてしまう、よくできた車なのです。

ハスラー

・基本的に舗装された道路しか走らない

・静かな車が好き

・色をカスタマイズしたい

夏休みや何かのイベントではオフロードを走ることもあるかもしれないけれど、基本的には町の中しか走らない。

そんな人は、オシャレで自分の好きなカラーに内装を変えられる“ハスラー”がオススメ。

長距離のドライブも楽勝、街中でも小回りがきく、多少の悪路も平気なハスラーは、ファミリーにもピッタリな車なのです。

 

自分のライフスタイルに合わせた車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょうね。

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