
新型ジムニーを購入するにあたって気になるのは値引き。
ジムニーは納車時期が非常に長くなってしまっている人気車なので、果たしてどこまで値引きできるのでしょうか。
目次
新型ジムニーの値引き、今の相場はどのくらいになっているの?
上でも書いた通り、新型ジムニーは20年ぶりのフルモデルチェンジということもあって、販売開始から予想を超える人気となってしまい、現状では納車時期が半年から1年と言われるほどになっています。
それほどの人気車なので、正直なところメーカーはかなり強気です。
普通の車であれば、値引きサービスをしてまで売りたいものですが、ジムニーの場合は放って置いてもお客さんが来て、勝手に売れていってしまい、オーダーが積み上がっていくだけなので、わざわざ値引きしてまで売る必要がないわけです。
100万円を超える高価な商品なので、いくらメーカーが強気ではあっても、きちんと値引き提示はしてもらえる場合がほとんどです。
では、現状の新型ジムニーの値引き相場はどのくらいになっているのでしょうか。
購入の相談を持ちかける店によって異なります。
スズキの正規ディーラーの場合は車体本体価格の3%、特約店の場合は5%になっています。
最下位グレードのXGマニュアル車を選んだ場合、車両本体価格が約146万円なので、正規ディーラーであれば約4万円、特約店であれば約7万円が値引きの相場金額となるわけです。
ちなみに、正規ディーラーは言うまでもなくメーカーの息がかかった販売店ですが、特約店とはどういったものでしょうか。
特約店は個人経営の販売店や整備工場がスズキと契約して、販売や整備を行っている店であり、正規ディーラーとは立ち位置が違います。
正規ディーラーの場合は放って置いても売れるジムニーのような人気車の場合、メーカーから厳しく値引きを制限されているケースが多いのですが、特約店の場合はそういった圧力がないので、その分値引きが緩いのです。
スズキの場合、正規ディーラーより特約店の方が地域に多くあるケースが多いです。

出典:https://www.goo-net.com/usedcar_shop/1002416/detail.html
見分け方としては、スズキの看板を掲げていて、横や下などに社名が別に掲げてある店は特約店です。
少しでも多く値引きを狙うのであれば、特約店での見積りは必須です。
参考までに他の人気車種の値引き相場を見てみましょう。
日本の新車で一番売れているホンダのN-BOXはどうでしょうか。
ジムニーの競合車ではありませんが、人気具合では日本で一番売れているということもあって、メーカーもそれなりに強気です。
N-BOXの場合は車両本体で13万円くらいの値引きが相場になっています。
軽自動車で2番目に売れているスペーシアではどうでしょう。
こちらも競合車ではありませんが、同じスズキの車です。
スペーシアでは車両本体で16万円くらいの値引きが相場です。
これでおわかりだと思いますが、売れている車でもジムニーの倍は値引き提示してもらえます。
それだけジムニーの値引きが渋いわけです。
新型ジムニーの値引き、限度額はどのくらい?どこまで引き出せる?
では、新型ジムニーを購入するのに、どこまで値引きを引き出すことができるのでしょうか。
車両本体に関しては相場以上の値引きは期待できず、値引きがとても辛口です。
ですから、車両本体以外のところで値引きを狙う必要があります。
そのひとつがオプション品の割引です。
不必要なオプションまで購入の対象にする必要はありませんが、フロアマットなどもオプション扱いです。
このような最低限必要なオプションと自分が必要なオプションをピックアップしてトータルでいくらか値引きをしてもらうわけです。

出典:https://twitter.com/fumini05
初めて買う車としてジムニーを選んだ人や初めてのセカンドカーにジムニーを選んだ人にはできないことですが、乗り換えとしてジムニーを選んだのであれば、下取り車の下取り価格を引き上げて、ジムニーの購入価格自体を下げる方法もあります。
この場合は、買い取り店の買取見積もりを事前に取っておいて交渉に臨むといいでしょう。
ネットで無料の一括買取査定を取ることができるので、複数の買い取り店の結果をディーラーに見せるだけです。

出典:https://www.flexdream.jp/kaitori/apple/chiba-funabashi/
購入時期もちょっと考えてみましょう。
今すぐ購入契約をしたところで、新型ジムニーでは最速でも納車は来年の4月、下手すると来年の10月まで待たされてしまいます。
で、あれば契約時期を多少ずらしたところで、納車が早くなるわけではないので、販売店が積極的に売りたい時期を狙って契約するのも手です。
まず考えられるのが3月と9月です。
この2つの月は決算月にあたるので、販売店としては数字が欲しい時期なのです。
ですので、車両値引きが渋くても、オプション値引きなどを積極的にやってくれる可能性が高いです。
また、ユーザーの財布が緩む7月と12月のボーナス月も狙い目になります。
もうひとつ、上記の4つの月の翌月も狙い目になります。
というのも、売って数字を作ってしまった後の月になるので、翌月は数字が落ちるのです。
そこで数字の落ち込みを少なくしたいという頭が働いて、比較的いい条件を出してもらえる可能性があるのです。
オプションに関しては購入価格の10〜30%値引きくらいまでは狙えます。
新型ジムニーの値引き目標はいくらぐらい?どこまで狙えるの?
最後に新型ジムニーの値引き目標について見ていきましょう。
正規ディーラーの場合ですが、車両本体は3%の相場ですがもう1%から2%くらいの上乗せ、オプションは10〜30%の値引きを目指し、オプションの値引きを含めて、トータルで10〜15万円くらいの値引きが目標になります。
ここまで引いてもらえれば、大成功と言っていいでしょう。
特約店であれば、車両本体は5%の値引きが見込めるので、17万円くらいの金額まで狙える可能性があります。
これに加えて、ジムニーへの乗り換えであれば、今乗っている車のディーラー下取り価格を上乗せできるので、全体に値引きが渋い新型ジムニーでもそれなりに大きな金額の値引きが見込めるわけです。
下取り車が人気車であれば、それだけ下取り金額も大きくなるので、購入価格を下げることができます。

出典:https://kakakumag.com/car/?id=11919
特に先代のジムニーから新型への乗り換えということであれば、下取り価格が非常に高いジムニーですから、購入価格を大きく下げられます。
値引きの目標額はこういった感じですが、特約店でジムニーの見積もりを取って正規ディーラーで値引きを狙うほか、正規ディーラーでも経営の違うディーラーからも見積もりを取って値引きを狙う方法も有効です。
ジムニーには競合車がないのが一番のネックなのですが、強いて挙げるのであれば同じスズキのハスラーでジムニーの欲しいグレードの価格帯に合ったグレードと競合させて値引きを狙う手もあります。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/styling/
ハスラーは発売当時は大人気でしたが、今は人気が落ち着いているのでジムニー同士の競合に比べると効果は若干弱まりますが、しないよりはした方がいいのでやってみましょう。
まとめ 新型ジムニーは少しでも多く値引きしてもらう工夫が必要
ここまで新型ジムニーの値引きについていろいろ見てきました。
読んでおわかりになったと思いますが、車両自体がすでに大幅なバックオーダーを抱えている状態なので、メーカーとしては値引いてまで売ろうという気はありません。
そこをいかに安く済ませるかがポイントなので、オプション値引きや見積もりは相見積もりを取って、少しでも有利に話ができるように準備しておきましょう。
また、下取り車があるのであれば、その分の値引きはかなり大きくなってくるので、複数の買い取り店の見積もりはしっかり取ってディーラーに話をできるようにしておきましょう。