
新型が発売されて大人気のジムニーです。
納車にも時間がかかるほどの人気です。
今回は購入後の維持費について調べてみました。
これから購入しようかと考えている方の参考になれば幸いです。
目次
ローンの利用の際は残価設定に要注意!維持費についても事前に知ろう。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/styling/
自動車メーカーのスズギといえば、軽自動車やコンパクトカーが人気で今でも根強いファンがいます。
そのため、「ススキといえば軽自動車」というイメージを持っている人もたくさんいます。
実際、スズキの軽自動車ジムニーは初代登場が1970年でありながら、2018年7月に発表されたモデルチェンジでジムニーはまだ4代目となります。
約50年もの間に4回しかモデルチェンジしていないのは非常に珍しいことであり、これは自動車の完成度の高さを表してもいます。
今回のモデルチェンジまでに20年もの間があり、ジムニーのファンはとても待ち望んでいました。
長年愛されているデザイン・機能性もあり、2008年にはグッドデザイン賞(ロングライフデザイン賞)を受賞しているスズキのジムニーです。
そんな魅力的な車の購入を考えている方もいるのではないでしょうか。
販売価格は約146万円から約184万で、同じジムニーでも色やデザイン、グレードなどにより価格が様々です。
ローン利用の際は要注意!最近オススメされる残価設定とは?

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/styling/
自動車を購入することは、決して安い買い物ではないですよね。
なるべく預金を崩したくない方は、ローンを組んで購入する方法があります。
販売店でも購入の際にはオススメの業者(三菱UFJ銀行・JA・中央労働金庫など)を紹介してくれます。
しかし業者によって金利などは様々で、場合によっては金利による支払いが多く、支払額が数十万円も変わってきてしまうこともあります。
オススメされるがまま契約しないよう、自分で下調べをよくした方がいいですよね。
ローンの種類について
販売店で紹介されるローンには販売店の自社ローン、銀行、残価クレジットの3種類が多くなっています。
もちろんそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットは異なります。
どれが一番おすすめということはなく、自分に合った選択をしていくといいでしょう。
ローンを組むというのは簡単ですが、借金にかわりないのでもちろんどれも審査があります。
3種類のローンについて、簡単にメリットとデメリットを紹介します。
・自社ローンは審査が通りやすく、比較的に高金利。
・銀行ローンは審査が厳しいが、低金利の場合が多い。
・残価クレジットは月々の支払いが安く出来るが、車が自分のものにできない場合が多い。(金利は様々)
簡単な紹介ではありますが、これだけ見てもメリットデメリットがあるのが分かります。
そして、残価クレジットって聞き慣れない言葉ですよね。
最近、販売店などでは残価クレジットの利用をお勧めしてくる場合が多いです。
残価設定ローンは車ならではの特徴的な仕組みなので、ぜひ知っておきましょう。
残価クレジットって何?本当に得なの?
残価クレジットは正式にいえば「残価設定ローン」である。
リース型ローンと呼ばれていたこともあります。
残価設定とは、購入する車の数年後の残価率(どのくらいの価値が残るか)を設定することです。
よって残価クレジットとは、その残価を車体本体代から差し引いた残りの金額を分割して支払っていくことです。
例えば、200万の車を購入する際に3年後の残価が40万と設定されれば、200万−40万=160万となり、160万の支払いローンを組むということです。
200万のローンを組むより、160万円でローンを組んだ方が月々の支払額が安くなるのが分かりますね。
仕組みだけ聞けばとてもメリットだらけに思えますが、先述した通りデメリットもあります。
残価を差し引いたということは、ローンの満了時に車を返却することで差し引いた分の支払いが相殺されます。
つまり、「車体価値を40万円分残して車を返却するので、40万円分安く支払いができる」という仕組みです。
車を返す前提で安くなっているため、支払いを終えても車が自分のものにならないということになります。
しかし、契約満了時に車を自分のものにしたい場合には残価分を一括で支払えば自分のものにもできます。
最後は一括でも大丈夫という方は、残価設定ローンの利用で得になる可能性もあります。
残価設定ローンの仕組みを知った上で、利用しようと考えている方は注意しておきたいことが一つあります。
残価設定ローンで気をつけること

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/styling/
車を返却することを選択する場合には、もちろん返却の際に車の価値が残価分残るような乗り方・扱い方をしなくてはなりません。
つまり、残価を多く残すには、傷もつけずに大切に使う必要があります。
車を購入したというよりは、車を借りているという感覚で数年間使う方がいいでしょう。
数年経って下取りに出した時に状態が悪ければ、追い金(追加で支払うお金)が掛かる場合もあるようです。
車体だけでなく車内の状態も綺麗に保つ必要があります。
最後にもう一度、メリットとデメリットについてまとめてみましょう。
残価設定ローンのメリット
・残価を差し引いた安い金額でローンが組めるというのが大きなメリット。
・残価設定ローンにおいて金利は販売店により様々だが安い場合もある。
・審査は通りやすく利用しやすい。
残価設定ローンのデメリット
・場合によっては高金利である事も多い。
・車体を返却する必要がある。
・返却しない場合は残価分の金額を一括で支払わなければならない。
以上のことを踏まえた上で、残価設定ローンを利用するかどうか検討してみてくださいね。
残価設定ローンに向いている人とは
残価設定ローンに向いている人は、現金に手はつけずに人気の高い車種に乗りたい人です。
販売店側も返却された車をより綺麗な状態で中古車として売り出したいため、数年経って人気が落ちるような車はあまり望んでいません。
そのため、安定した人気のデザイン・色をしている車を選ぶ方が残価をより高く設定することができます。
自分の好みを出して車に乗りたい人には、残価設定はあまり向いていないと言えるでしょう。
その点で言えばスズキのジムニーはデザイン変更なども少なく、軽自動車として安定の人気がある車なので、残価設定の利用に向いているかもしれません。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/interior/
ナビゲーションなど追加したジムニーの車内の様子です。
軽自動車の年間維持費はいくらか
まず支払いの必要のある税金から紹介します。
①毎年支払う自動車税
②購入時にかかる自動車取得税
③2年ごとに車検と一緒に支払う自動車重量税
の3つです。
軽自動車の自動車税
毎年4月を基準として徴収されます。
軽自動車の税額は1年で10,800円です。
購入後13年経過で20%の増額をして1年12,900円になります。
自動車取得税
自動車取得税は軽自動車の場合は税率2%となっています。
取得価格(本体価格+オプション価格)に決められた金額をかけて算出します。
自動車取得税を安く抑えたいなら、オプション(カーナビやネジなど)を本体購入後に別で購入するのがお勧めです。
自動車重量税
重量税は軽自動車の場合どんな大きさであっても1年で3,300円です。
購入時は次回車検までの3年分(3,300円×3)を支払う必要があります。
その後は車検時に支払うようになっていきます。
13年経過した車は1年で4,100円と増額されます。
2018年7月に発売された新型ジムニーは、今の所エコカー減税の対象車ではありません。
以上の税金を踏まえた上で、3年間のジムニーの維持費を出してみます。
ジムニーの維持費予想
・自動車税 10,800円
・自動車取得税 約26,000円
・自動車重量税 9,900円
・自賠責保険 約37,000円
・任意保険 約112,000円
・ガソリン代 約280,000円
合計 約475,700円
それ以外にも駐車場代や車検代行費用、任意保険料や整備代としてタイヤやオイルの交換もあります。
ただ、この辺りは環境により大きく金額も変わってくるので今回は省きました。
3年間での金額のため、1年あたりは約158,500円程度になります。
軽自動車ジムニーのため、他の車に比べると維持費も比較的に安くすみますね。
車の新規購入、買い替えとなると何かとお金がかかるものです。
便利なローンも利用できるものは利用していきたいですね。
買い替えの方は、まずは自分が何年利用してどのくらい残価を残す乗り方が出来ているかを知るために
今の車を下取り査定に出してみると、支払い時の参考にできるかもしれませんよ。
ジムニーの支持者には待ち遠しかった今回の新型ジムニー。
新しく軽自動車を購入の方は、この機会にジムニーにしてみてはいかがでしょうか。
機能性も抜群なジムニーなので、この先何年も使い続けられる愛車となりそうですよ。