
車に乗ると、必ず隣り合わせにあるのが“交通事故”。
単独や対物、対人など、さまざまな場面で起こりえる事故に、新型ジムニーは耐えられるのでしょうか?
その安全性について、説明していきます!
目次
新型ジムニーの安全装備の全てを徹底解剖。風で煽られても安心?
“基本安全”、“予防安全”、“衝突安全”。
これら3つの安全とは、ドライバーをしっかりサポートするためのスズキの安全技術です。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
CMでもお馴染み「小さな車、大きな未来」という言葉に、ドライバーだけではなく、車に関わるすべての人の未来がステキなものになりますようにとの願いを込め、より安心で安全な車作りを心がけています。
そこで、公式サイトで発表されている新型ジムニーの安全装備をすべて大公開!
今までのジムニーと比べても、より安全で快適な車に仕上がっていること間違いなしですよ。
基本安全
基本安全とは、
・運転しやすい
・安心して乗れる
といった基本的な安全を守る大切な性能です。
視界性能
右左折時に横断している歩行者や、その場の交通状況を把握し操作しやすいピラー(柱)とドアミラーの位置などを配慮し、周りが確認しやすくなっています。
運転姿勢や操作系
痩せていても、体格が良くても、背が高くても、小柄でも…、さまざまな体格の人が運転しやすいように、シートやペダル、シフトレバーの位置までもが配慮されています。
インターフェース
運転の合間に操作をするディスプレイには、押す・つまむ・握るというような操作性や、手が届きやすいような大きさ・配置となっているため安心です。
また、運転しながらでもスッと確認が取れるメーターになっていることで、運転していても注意を逸らすことなくスピードを気にすることができます。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
予防安全
予防安全とは、
・危険をはじめから予防
・安全な運転ができるように働きかける
・危険にさらされないようにする
ための安全性能です。
スズキ セーフティサポート
「より安全に、安心してスズキの車に乗ってもらいたい」という想いが込められた“スズキ セーフティ サポート”では、次のような機能があります。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
・デュアルセンサーブレーキサポート
・車線逸脱警報機能
・標識認識機能
・ハイビームアシスト
・誤発進抑制機能
・ふらつき警報機能
・先行車発進お知らせ機能
これらの機能は、“ふらつき”や“わき見運転”の他に、周りの明るさを感知してハイビームとロービームを切り替えたり、標識を単眼カメラが認識してメーター内に表示させたり、衝突の危険性を感じたら音と表示で知らせたりなど、事故の予防や注意喚起に役立つ機能が充実しています。
衝突安全
衝突安全とは、
・万が一を最小限にする
・被害を軽減する
といった、何かあったときのための技術です。
TECTO(テクト)
テクトとは、車が障害物と衝突してしまったときに、衝撃を効率的に吸収し分解するボディー構造です。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
歩行者傷害軽減ボディー
ボンネット、フロントワイパー周辺、フロントフェンダー、フロントバンパーなど、6か所に衝撃を吸収する構造を採用しています。
万が一、歩行者との接触があった場合、なるべくダメージを軽減させようとしているものです。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
6つのSRSエアバッグを標準装備
運転席や助手席についているSRSエアバッグ。
それに加えて側面が衝突してしまったときに頭部を守るためのSRSカーテンエアバッグや胸部への衝撃を最小限に抑えるためのフロントシートSRSサイドエアバッグも、全車標準装備となっています。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
フロント、リヤELR3点式シートベルト
運転席・助手席は、事故に合った際に大きな危害が加わるため、胸部への衝撃をできるだけ緩和してくれるシートベルトです。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
衝突時に乗員への衝撃を緩和するシート構造
高剛性・高強度に優れたフロントシートフレームは、万が一の衝突時にかかる衝撃を緩和させます。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
その他の安全装備
他にも、急ブレーキをかけた際に後続車へ知らせる“エマージェンシーストップシグナル”や、走行中に周囲の明るさを感知して自動でヘッドランプなどを点灯または消灯する“オートライトシステム”、ヘッドランプの汚れを洗い流す“ヘッドランプウォッシャー”(XCのみ)などの安全装備があります。
ジムニーは、オフロードを走ることが普通車よりも多いため、必要以上の安全装備が必要。
ドライバーが安心して車を運転するには、どれも重要な装備なのです。
新型ジムニーは安全!ラダーフレームは衝突事故に強いって本当!?
ラダーフレーム=ladder(はしご)フレーム

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/performance_eco/?data=b
このような形状であることから「H型フレーム」と呼ばれることもあり、オフロード車に適した形状をしています。
何が適しているのかというと、エンジンやサスペンションといった、走行するのに不可欠な部分をフレームに搭載しているというところです。
激しい山道や岩場など、整備されていない道を走るオフロード車には、ボディが凹んだり傷ついたりといったことはよくあります。
どんなにボディが凹んだとしても、原型を留めていなかったとしても、ラダーフレームが無事でさえあれば、そのまま走り続けることができる、それが“ラダーフレーム”なのです。
また、世界各国の軍隊が使用している車は、いくつもの戦場を走り、場所によっては道にもなっていないところに入っていくこともあるため、ほとんどの軍用車にはこのラダーフレームが採用されていると言います。
ラダーフレームとは、わたし達が思っている以上にすごいフレームであると言えるのです。
新型ジムニーの自動ブレーキってリフトアップしても平気?
新型ジムニーにも、自動ブレーキが搭載されるようになりましたよね。
最近では“自動○○”といった安全サポート搭載車が増えているため、新型ジムニーに新しく搭載されると知っても驚きはしません。

出典:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/
しかし、自動ブレーキのための単眼カメラはフロント上部。
「リフトアップをするとカメラの位置が高くなり、前方車を認識できないのでは?」と心配になってしまいます。
確かに、自動ブレーキ機能には、リフトアップを受け付けないショップもあるようです。
標準の高さでの設定になっている自動ブレーキ機能に、リフトアップ分も認識しろと言うのはムリな話。
自動ブレーキをあてにするのは困りますが、リフトアップをするときには「自動ブレーキは使えない」と納得した上で行うようにしましょう。
【まとめ】新型ジムニーの安全性は。他の軽自動車と比べてどう?
新型ジムニーには、スズキの“セーフティーサポート”以外にも、ラダーフレームや衝撃を吸収してくれるTECTO、衝撃を緩和させてくれるシート構造など、乗員を守ってくれるシステムがたくさん入っています。
オフロードはケガをしてもおかしくない場所を走るので、安心・安全・快適であることが何よりも大切なのです。
他の軽自動車にもセーフティーサポートは搭載されている車はありますが、シートやラダーフレームで右に出るものはいないでしょう。
ということで、“新型ジムニーの安全性はかなり高い”のだと言えるのです。